​新川のスタジオ -生き生きとした建築を目指した自力設計・施工の記録-

群馬県桐生市に私の家族が代々受け継いできた土地があります。敷地内には、養蚕を生業としていた祖父母が、蚕を飼育するために建てた築65年程の小屋が残されていました。この小屋は、養蚕農家を廃業してからの30年は、倉庫として使われていましたが、私がこの土地と建物に愛着を持っていたこともあり、自らが設計・施工を行いながら、自身のアトリエとして活用していくことを決めました。2015年10月から現在に至るまで、設計と施工を繰り返し、いまだに工事は続いていますが、アトリエとして部分的な使用を行っています。


 “竣工”という一時的な完成形を目指した建築では出会うことができない、今この瞬間の建物が与えてくれる建築の多様な姿を、自らの手で施工を行うことで、観察し記録してきました。
日々変わり続ける建築は、その一瞬一瞬に生き生きとした姿を現し、建築に完成など存在しないことを教えてくれているように感じます。

場所 :桐生市新里町

担当 :根岸陽

​時期 :2015~

​平面図

断面図