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​建具の庭

光が入らない薄暗い内部空間に、庭をつくる試みです。
蔵の内部という極めて閉鎖的な環境に、鑑賞を目的とした人工的な外を設え、庭園に見立てた空間を作りました。
近代化によって普及した電力と、工業生産を象徴するガラス素材は、自然資源から生産された人工物でありながら、私たちが日常的に触れている新たな自然とも言えます。
土や植物をガラスや木材に、日光を電球に置き換え、庭という中間領域をつくることで、人工物と自然物の表裏一体の関係を浮かび上がらせます。

概要

展覧会:​Art Complex 2024

場所 :桐生市 有鄰館 洋酒蔵

時期 :2024.08

担当 :根岸陽

​施工 :根岸陽・大里謙

​写真 :狩野博賢/狩野写真事務所

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