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​野口マンション302

4階建てマンションの3階にある1住戸を改修しました。既存の間取りを踏襲しながら、間仕切り壁の役割や機能を見直すことで現代人の雑多な暮らしに適合できるプランへと作り替えています。

居間と寝室の押し入れは残し、既存の収納力を保ったまま、玄関からLDKに延びる廊下に壁面収納を設け、多くの物を所有する現代的な生活に対応できる収納力を備えました。廊下の先には、3部屋を一つにまとめた明るいLDKが広がっています。既存の間取りを想起させる梯子状の欄間と既存の柱によって、ワンルームを緩やかに区切ることで、最適な家具の配置を規定し、限られた空間でも不便のない合理的な暮らし方へと誘導します。
間取りの機能性を引き継ぎながら、部分的な間仕切りの編集によって、多くの物を所有しながらも、機能的で快適な暮らしを獲得できる住戸となりました。

建物概要

竣工 :2021.11

用途 :​集合住宅

面積 :45.58㎡

工事 :内装工事

場所 :群馬県桐生市

担当 :根岸陽

施工 :株式会社アンカー/斉藤未織

       (有)星野工務店/星野諭

​不動産:株式会社アンカー

    

​写真 :早川記録/早川真介

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