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​おむすびぱーく

就労支援、障がい者グループホームの機能を合わせもつ多機能型公園施設の提案です。
この施設は、今日の障がい福祉の壁を越え、みらいの福祉に繋がる種を撒き、地域全体で育む、公園を核とした施設です。

計画地がある群馬県みどり市は、人口減少の緩やかな地域であり、移住者をはじめ核家族世帯が増加しており、こどもに対する施設や公園の整備、教育と子育て支援に対する需要の高い地域となっています。この地域で障がい者施設を運営する社会福法人チハヤ会が、このような地域課題に向き合い、子供たちと障がい者が共に学び共に生きる街の創造を実現したいと考えました。

加えて、福祉職のあり方を見直し、単一的な福祉業務だけを行うのではなく、様々な状況にあわせて施設全体の管理、運用を行う、能動的な福祉を実践することを目標としています。

この施設の計画では、屋外広場を囲むようにU字型に建物を配置しました。共用部であるテラスや廊下には手摺になるプランターを備え付け、広場には樹木や芝で舗装された緑地を整備します。グループホームの住人や、地域住民などを巻き込んで、みんなで施設の維持管理を行っていきます。障がい者のいる日常の中で、地域全体が子供の成長を見守ることができる、みんなが安心して施設を利用することできる優しい環境づくりを目指しました。

建物概要

竣工 :2023

用途 :​グループホーム等

規模 :1階RC造 2階木造

工事 :新築工事

場所 :群馬県みどり市

担当 :根岸陽 

協力 :近藤隼人

​運営 :社会福祉法人チハヤ会、NPO法人PLDL

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